平成30年 桜華 宝幢寺
福岡県飯塚市相田に 浄土宗の古刹寺院 久峰山 薬光院 宝幢寺はある。
大悲願王阿弥陀如来様と大医王薬師瑠璃光如来様 この二佛を御本尊とする珍しい浄土宗寺院である。
特に、薬師瑠璃光如来様は秘佛で 伝教大師 最澄作と伝わり 千二百年以上前の佛様。
福岡県文化財に指定され 普段は御厨子の中にお祀りされている為、お姿は拝見出来ない。
薬師瑠璃光如来様は 大医王如来様とも言われ 左手に薬壺をお持ちになり この薬であらゆる心と身体の病苦・怪我・傷を完治なされる。
然るに その御礼参りの多さに驚かされる。実際に 御利益を被る人達が多いということだ。
毎年3月末の日曜日には 薬師春祭りが執り行われ 多くの参詣者で賑わう。この日に限り 薬師如来様の御尊顔を拝むことが出来る。
この春祭りの中で
○他の寺院や神社には無い 非常に珍しい祈願法要
や儀式
○御釈迦様降誕会(花祭り)甘茶の接待有り
○薬壺頂戴(薬師如来様の薬壺を直に頭に頂戴) ○百万遍念珠繰り(参詣者全員で本堂いっぱいに広が
る大数珠を繰ります)に参加出来る点が嬉しい。
無料の御接待(精進料理・ぜんざい)や露店・フリーマーケットも楽しみのひとつ。
叉 御本尊薬師瑠璃光如来様から 有り難い縁起物を 一人ずつに授けて頂ける。
一年に一度だけの貴重な御縁である。
宝幢寺住職曰く
古より 眼病に御利益が有ると言われてきたが 私は、眼(がん)=目(め)=芽(め)と受け取らせて頂く。
要するに、ありとあらゆる悪い芽を摘み取り、良い芽は更に伸ばして戴ける。
であるから、長年子宝に恵まれない御夫婦にも子を授けて頂ける事が可能なのである。
薬師春祭りは、平成25年から始まり、今年 平成30年で6年目を迎えたが、私の知る限りに於いても 既に、7組の御夫婦に子が授けられている。(内3組の御夫婦は 5年以上も専門病院で不妊治療を受けていたとの事。)
薬師瑠璃光如来様は、私達の身体的・精神的な根本苦を取り除き 且つ 癒やしてくださる佛様。
一心に祈願すれば、願 必ず成就する。
大医王薬師瑠璃光如来様と、一人でも多くの方々に御縁を結んで頂きたい。
その事が薬師如来様の願いであり 私達、苦しみの世に生きる全てのものの願いではなかろうか。
《御救いと安らぎ》それが薬師春祭りの意義であり 主旨なのである。
☆ 何時でも如来様に手を合わせる事は出きるが
お姿を拝むことは出来ない。
☆ 春祭り時には 御尊顔だけを拝むことが出来る。
☆ 17年目中開帳と、33年目本開帳時は、大医王薬師
瑠璃光如来様の全身を拝むことが出来る。
因みに前回は、平成19年4月に33年目本開帳を勤めたので、次回は 平成36年が17年目中開帳奇瑞の年にあたる。
皆様方に御会い出来る日を 大医王薬師瑠璃光如来様と御一緒に心待ちにしております。
是非 何時でも御参詣下さい。
以下の写真は 平成30年 春 3月
桜華絢爛の宝幢寺
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